10月29日『全体研修会』開催
丸光ケアサービスでは、毎年、1回、全ての従業員を対象とした
『全体研修会』を実施しています。
開会挨拶として加藤副部長より、研修参加にあたっての心構えを・・・・・・。
今年の研修テーマは『リアル』です。
今年も、開催しましたので、その様子をお伝えしたいと思います。
今年は、須賀川市にある産業会館にて開催しました。
(会場の準備作業を皆で行ないました)
台風が迫り、大雨が降っている中で、約100名もの参加者が一堂に会しました。
どこでもメディカルセミナーの先生方、介護労働安定センターの先生にご協力を
お願いし、様々な研修を参加者は受講しています。
最初のプログラムでは、『認知症患者の介護(看護)』と題して、
星総合病院認知症看護認定看護師である田辺様より講義がありました。
認知症の方々への見方を変えることがケアのポイントであり、認知症の正しい理解が
介護従事者の基本的なことであることを学びました。
認知症の方々自身が置かれた環境や次への行動において、納得できないことが
ケアに対する拒否行動へ繋がりやすく、介護従事者は「物的」「人的」な面で、
その方にとって良い環境を整備していく考え方が接遇には大事であること、
また、残存機能への働きかけを行なうことにより、より良いケアに繋がるとのこと。
さらには、時間概念をケアに取り入れることで、認知症の方々が現実認識をして、
時間の流れを意識しやすくなるとの講義がありました。
やはり、介護従事者は、認知症の方々と正しく向き合うことにより、
サービスの質向上に繋がるものと感じました。
2番目に行なったプログラムは・・・・・・
『介護職の心構えと自己啓発(心に寄り添う介護を目指して)』
と題して、株式会社岡田プランニングの岡田先生より講義を受けました。
介護職として必要な基本的な姿勢(態度)、接遇の基本、目標設定の方法、
チームで仕事をする上での重要な考え方、職場内の人間関係作りの基本などを
学ぶ時間となりました。やはり、仕事をする上では、1人では仕事は出来ませんよね。
全員で目標を達成するためにも、お互いの価値観の違いを認め、歩み寄ることが重要との
メッセージを参加者全員が受け取ることが出来ました。職場関係の良好さ=利用者様への
サービスそのものになることを改めて再確認することが出来る時間となりました。
昼食を挟んで、交通事故に関する視聴覚教材(DVD)の視聴を行ないました。
内容は、スマホ操作による運転の危険性、飲酒運転の危険性を学ぶものとなりました。
スマホという便利なツールがこの世に現れましたが、それは自動車運転時は極めて危険な
ものになること。スマホを操作しながら運転していた際、危険に気が付いた時には対応が
遅れてしまったり、注意力が散漫になってしまうことを確認する時間となりました。
また、お酒を飲む機会が多くなるこれから、飲んだらハンドルを握ってはいけないこと、
飲酒運転を絶対許してはいけないことを知る時間となりました。
次に『ストレスとうまくつきあおう~セルフケアと職場での対処』と題して、
星総合病院臨床心理士である桐生先生の講義へと続きます。
講義では、対人援助におけるストレスとどのように付き合えば良いか?
ストレスにさらされていることに自身で気が付くこと、そしてストレスを回避方法を
学ぶ時間となりました。チェックシートを基に、ストレスを受けやすい性格を知り、
受けたストレスから上手に回避する方法を確認しています。
良い仕事をする上でも、こころの健康はとても重要ですよね。
参加者はストレスとどのように向き合い、
どのように回避するべきか?考える時間になったのでは?と思います。
そして最後に・・・・・・・
『口腔ケアと体操』と題して、星総合病院歯科衛生士の丹野先生より、講義がありました。
口腔ケアの方法、歯ブラシの選び方(高齢者ケアの主流は柔らかいブラシだそうです)、
唾液の分泌を促すための方法(体操、顔のマッサージ)を学びました。
歯ブラシの当て方では、歯の模型とブラシを用いて丁寧な説明があり、参加者は講義に
聞き入っていました。特に通所介護事業に従事する職員は、日ごろから口腔ケアを
行なっており、運営にきっと生かせるのでは?と思います。
雨の中、会場までお越し頂きました先生方に、改めて感謝いたします。
ありがとうございました。
閉会では、箭内善正主任調査役より、
研修の振返りと研修を通じて職員に感じて貰いたいことを伝え、
無事に研修が終わりました。
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